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日本HP、コンパクトサイズのシンクライアント端末「HP t420」

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は28日、コンパクトサイズのシンクライアント端末「HP t420 Thin Client」(以下、HP t420)を発表した。価格は2万9800円(税別)から。

HP t420 Thin Client

 前モデル「HP t410 Smart Zero Client」の後継となる製品で、予算の限られたプロジェクトでの導入、設置スペースや動作音に制約のある業務での利用に適したシンクライアント。ディスクレス、ファンレス、低廃熱設計による超静音動作が特長で、無償のHPシンクライアント専用管理ソフトウェア「HP Device Manager」を使うことで管理工数を大幅に削減できる。

 HP t420では、LinuxベースのHP Smart Zero/HP ThinProに加え、Windows Embedded 7をサポート。HP Smart Zero/HP ThinProモデルでは、初めてWi-Fi搭載モデルをラインアップに追加した。

 製品ラインナップと価格(税別)は、SmartZeroモデルが2万9800円、SmartZero WiFiモデルが3万1800円。Windows Embedded 7搭載のWES7モデルが4万2000円、WES7 WiFiモデルが4万400円。販売開始日はいずれも7月30日。

 本体サイズは180×140×35mm。重量は0.74kg。VESAマウントにも対応し、モニターの背面などに装着できる。プロセッサはAMD GX-209JA(1GHz、デュアルコア)、内蔵メモリは2GB、フラッシュメモリはSmartZeroモデルが8GB、WES7モデルが16GB。有線LANは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応。無線LANはIEEE 802.11nをサポートする。

三柳 英樹