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ネットワン、クラウド基盤構築分野でCiscoの最上位資格を取得

 ネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)は10日、米Cisco Systems(以下、Cisco)の販売パートナー向け認定資格「Cisco Master Cloud Builder Specialization」を取得したと発表した。同資格は、クラウド基盤構築分野での最上位に位置付けられるもので、国内ではネットワンが初めて取得したという。

 「Master Specialization」とは、Ciscoが販売パートナーに対して、特定の技術分野における最高クラスの専門性を認定するもので、クラウド基盤構築分野での資格は、2012年9月に新設された。

 その「Cisco Master Cloud Builder Specialization」の取得にあたっては、クラウド基盤の構成要素であるネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想化、クラウド管理、仮想デスクトップといった各要素で、包括的に高度な技術が求められるとのこと。またCiscoの技術だけでなく、VMwareやEMCなど、エコパートナーの技術もあわせて必要になるほか、先進的な仮想データセンターや仮想デスクトップなどの構築実績も求められるという。

 ネットワンでは、この取得によって、クラウド基盤構築における専門性と実績の裏付けのもと、注力している仮想データセンターや仮想デスクトップにおいて他社との差別化を図る考え。なお同社は、既存のユニファイドコミュニケーション分野とセキュリティ分野の最上位資格を取得しているため、今回のクラウド基盤構築分野での取得によって、すべての技術分野で最上位資格を取得したことになるとしている。

石井 一志