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Salesforce、AIアシスタント機能「Tableau Pulse」「Tableau Agent」の日本語対応を開始

 株式会社セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は21日、AI機能スイート「Tableau AI」を構成するTableau PulseとTableau Agentについて、日本語対応を開始すると発表した。これにより、ユーザーは日本語でデータと対話し、視覚化されたインサイトをもとに迅速かつ直感的にアクションを導き出せるとしている。

 Tableau AIは、Tableau PulseとTableau Agentから構成されるAI機能のスイートで、データ分析とビジュアライゼーションの強化を目的に設計されており、あらゆるデータソースを活用して分析を行い、包括的かつビジネスニーズに即したインサイトを提供する。さらに、Salesforceプラットフォームに直接組み込まれたAIアーキテクチャであるEinstein Trust Layerを介してAI機能を実行することにより、高い信頼性と安全性を実現する。

 Tableau Pulseは、ビジネスユーザー向けのAIアシスタント機能。あらかじめ設定したビジネスの進捗を示す指標の状況をいつでも確認でき、注目すべき指標の変化に関するインサイトを文章で提供する。また、ユーザーがTableau Pulseで確認しているデータをさらに詳細に分析するための質問を、その場で提案する。これにより、ユーザーは最も関心のある質問文をクリックするだけで、深掘り分析を簡単に行える。さらに、自然言語によるデータとのチャット形式での対話を通じて、より深い分析が行える。

 Tableau Agentは、アナリスト向けのAIアシスタント機能。ユーザーのアナリティクスをガイドし、ビジュアライゼーションのエキスパートになる手助けをする。データに関するあらゆる質問に回答し、ガイドに沿って操作を進めることで、最適なTableauのViz(ビジュアライズされたグラフや表)を簡単に構築できるため、効率的にダッシュボードを作成できる。また、Salesforceプラットフォームに直接組み込まれたAIアーキテクチャのEinstein Trust Layerを活用することで、高いデータの安全性が確保されている。

 Tableau Pulseの基本機能は、すべてのTableau Cloudエディションで利用でき、プレミアム機能とTableau AgentはTableau+で利用できる。