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日立と東武が展開する生体認証サービス「SAKULaLa」、越谷・川越エリアの飲食店など20店舗で利用開始

 株式会社日立製作所(以下、日立)と東武鉄道株式会社(以下、東武)は8日、両社で共同展開している生体認証サービス「SAKULaLa(サクララ)」が、埼玉県越谷・川越エリアの飲食店、ホテル、雑貨店など20店舗で1月15日から利用可能になると発表した。

 SAKULaLaは、カードやスマートフォンなどを用いることなく、デジタル空間上に保存されている個人の属性情報(デジタルアイデンティティ)に、生体認証を活用して安全にアクセスすることで、業種を横断して、決済、ポイント付与、本人確認などをワンストップで実現するサービス。

 今回、日立と東武は、東武鉄道の沿線である埼玉県越谷・川越エリアの商店会と連携して、SAKULaLaでの決済を可能にすることで、手ぶらで買い物ができる街を実現する。これにより、各エリアの居住者に、買い物や食事を安心・安全・快適に楽しめる生活体験を提供し、地域経済の活性化、街の店舗の発展に寄与する。

 日立は東武と共同で、SAKULaLaを2024年4月に東武ストア3店舗でスタートし、2024年度中に、東京スカイツリーのオフィシャルショップ、2025年度には上新電機および東武東上線の座席指定制列車「TJライナー」、そして2026年度にはファミリーマートへの導入予定など、全国に利用可能エリアを拡大すると説明。今後も東武と日立は、安全で手軽な本人確認や決済により、人々の生活をより便利に、豊かにする社会インフラの構築をさまざまな業種・業態と推進していくとしている。

越谷・川越エリアの商店街の飲食店で、手ぶらで決済する様子(イメージ)