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シャープ、コンパクトながらも視認性に優れたセパレート型キャッシュレス決済端末「UA-P10NA」

NTTデータのクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch」に対応

 シャープ株式会社は19日、株式会社NTTデータと共同で、キャッシュレス決済端末「UA-P10NA」と遠隔管理システムを開発したと発表した。NTTデータが12月20日より提供を開始する。

 UA-P10NAは、NTTデータが提供するクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch(キャフィスアーチ)」に対応した決済端末で、クレジットカードや電子マネー、QRコードといったさまざまな決済手段に対応可能。スタッフ側と顧客側とが分かれたセパレートタイプで、スタッフ側端末は6インチの大型ディスプレイを搭載しながら、限られたスペースにも柔軟に設置できるコンパクトサイズを実現しているという。

左:キャッシュレス決済端末イメージ、右:キャッシュレス決済端末の利用イメージ

 また、スマートフォン「AQUOS」の開発で培った基板やアンテナ設計などの通信技術を応用。顧客側端末には、のぞき見を抑制する独自のベールビュー技術も採用している。さらに、高性能なCPUの搭載により、QRコード決済では、端末にQRコードをかざしてから、わずか0.7秒での認識が可能とした。

 加えて、シャープがEMM(Enterprise Mobility Management)サービス「LINC Biz EMM」の開発で培った端末の遠隔管理技術を応用し、複数の決済端末の稼働状況を、クラウドを介して一元管理できる遠隔管理システムを開発した。これにより、トラブルの抑止はもちろん、万一トラブルが発生した場合の迅速な解決を支援できるとしている。