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エルテスの「Internal Risk Intelligence」、「MaLion」からのログを利用したリスク検知に対応

 株式会社エルテスと株式会社インターコムは10日、エルテスの内部脅威検知サービス「Internal Risk Intelligence」と、インターコムの情報漏えい対策+IT資産管理・MDMツール「MaLion」が連携したと発表した。これにより組織の管理者は、重大な情報持ち出しにつながる従業員のPC操作を把握できるようになったという。

 「MaLion」は、組織の情報漏えい対策やIT資産管理を総合的に支援するソフトウェアで、オンプレミス型の「MaLion 7」と、クラウド型の「MaLionCloud」をラインアップしている。一方の「Internal Risk Intelligence」は、ファイルサーバーなどのログデータを横断的に分析し、人の振る舞いをあぶり出し、リスク予兆を検知するサービスである。

 この「Internal Risk Intelligence」では、取り込んだログから情報漏えいリスクの高い行動を洗い出し、危険度を調査して独自の基準で採点する仕組みを備えているが、今回の連携では、「MaLion」が収集したPCの稼働状況ログやファイル操作ログ、印刷ログなどを「Internal Risk Intelligence」に取り込むことで、AIがデータを分析し、リスクのある行動を検知可能になった。

 なお、採点された点数が基準点を超えた場合は、エルテスのデータアナリストが再分析を行い、特に情報漏えいの危険度が高い事象を、アラートメールや「Internal Risk Intelligence」の管理画面への通知で、利用企業の管理者に通知するとのこと。両社では、取得した膨大なログをシステムと人の目で分析できるため、ささいなリスクを見逃さず、優先度の高い事象から対処可能になるとアピールしている。