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LINE WORKS、映像録画クラウド「LINE WORKS Vision」とビジネスチャット「LINE WORKS」を連携

カメラの“異常検知後”の迅速な対応を支援

 LINE WORKS株式会社は8日、クラウド型の映像録画サービス「LINE WORKS Vision」と、ビジネスチャットを中核としたコミュニケーションツール「LINE WORKS」が連携を開始したと発表した。

 「LINE WORKS Vision」は、設置したカメラの映像を、クラウドを経由してPCやスマートフォン、タブレットから確認できる映像録画サービス。一方の「LINE WORKS」は、一般に広く利用されているコミュニケーションアプリ「LINE」の使いやすさを踏襲した、法人向けのチャットサービスである。

 今回は両サービスが連携したことにより、設置しているカメラが検知した動体の情報を、即座に「LINE WORKS」のトークルームで複数人に通知できるようになった。「LINE WORKS Vision」では従来も、専用アプリで通知を受け取ることが可能だったが、「LINE WORKS」のトークルームの活用により、複数人で確認状況や報告を共有できるため、監視カメラの“異常検知後”の効果的なコミュニケーションと迅速な意思決定を実現するとしている。

 なお利用シーンとしては、人手不足の小売業・無人店舗などで、侵入防止や不審者の監視、トラブル発生時の状況確認などに利用したり、製造業の工場や倉庫、建設業の工事現場などにおいて、危険区域の立ち入りなどの安全確保や、異常の早期発見を行ったり、介護や医療現場などで施設利用者の見守りに活用したり、といったケースが考えられるとのこと。

 また今後は、独自に開発している映像解析AIなどを搭載し、現場の状況をより詳しく解析する機能を追加予定。さらに、「LINE WORKS」への通知内容を充実させることによって、利用者の“目”となり、業務を省略化するサービスを展開する予定としている。

「LINE WORKS Vision」×「LINE WORKS」でできること