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東京エレクトロン デバイス、製造業の製品サポート業務効率化を生成AIで支援する「FalconAutoPrompt」

 東京エレクトロン デバイス株式会社(TED)は22日、製造業向け製品サポート特化型AIソリューション「FalconAutoPrompt」を、同日より提供開始すると発表した。自社の蓄積された情報資産を踏まえて、生成AIが熟練技術者のような判断を行い、より精度の高い解決策を提供することにより、問題解決をサポートするという。

 「FalconAutoPrompt」は、生成AI技術を活用して産業機器のサポート・保守業務を包括的に支援するソリューション。自社の製品に問題が発生した際に、詳細情報を即座に収集し、障害状況の要約や対応策の提示など、熟練者のような支援を生成AIからサポート要員に提供できるという。

 生成AI環境としては、日本マイクロソフトのAzure OpenAI Serviceを活用。製品情報や顧客情報などの自社データを活用し、サポート業務に特化した生成AIを実現する。

 また、生成AIを活用するにあたっては、生成AIに対してどれだけ適切な指示(プロンプト)を出せるかが重要になるが、収集した機器データをもとに、生成AIが適切な対応策を検討するために必要な情報を追加・選択するプロンプトエンジニアリングの仕組みを備えているので、抜け漏れのない精度の高い指示を行えるとした。

 さらに、生成AIの支援を受けながら、リモートでの迅速なサポートを実現することで、ダウンタイムを最小化できるようにするとのこと。

 価格は、初期導入費用が500万円から。