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インテックとスリーシェイクが協業、両社の得意分野を生かし企業のクラウドシフトとモダン開発を支援

 株式会社インテックと株式会社スリーシェイクは9月30日、両社の持つ技術力とリソースを生かして企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、クラウド事業領域で協業を開始すると発表した。両社の顧客基盤と事業基盤を生かして、企業がクラウドを活用し、そのビジネスを拡大していけるように支援するという。

 インテックは、システムインテグレーションやクラウドソリューションの提供など、企業のDXを支援するソリューションの開発や事業化に取り組んできた。また、幅広い業種・業界に対して、クラウドを活用したITインフラの最適化や運用効率の向上を実現してきたという。一方のスリーシェイクでは、SRE(Site Reliability Engineering)サービス事業の1つとしてSRE支援サービスを提供し、無駄を省いた効率的なクラウド活用を実現しているとのこと。

 今回の協業では、企業が利用するさまざまなアプリケーションやインフラを、オンプレミスからクラウドへ移行することにより、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する考え。まずは、クラウドの特性を生かしたクラウドシフトによって、システムのスケーラビリティや柔軟性を向上させ、迅速な市場対応やコスト効率の改善などを実現し、競争力を強化できるように支援するとした。

 また、変化するユーザーニーズへの迅速、柔軟な対応など、クラウドシフトの効果を高めるため、独立性の高い比較的小さな機能単位で、品質を確保しながらソフトウェア開発を可能とする手法や考え方である「モダン開発」も推進する。両社はこのモダン開発により、開発プロセスを素早く繰り返しながら、システムの継続的な改善に取り組む意向。モダン開発は柔軟性に優れているため、段階的なクラウドシフトが、より効果的になるとしている。

クラウドシフトおよびモダン開発での協業イメージ

 具体的な取り組みとしては、両社の経験と専門知識の融合により、効率的なクラウド移行をサポートする。システム移行にあたっては、企業の業務特性にあわせてクラウドリフトからクラウドシフトへ移行するなど、段階的な手法を採用することで、移行時のリスクを最小限に抑え、確実で最適なクラウド移行を実現するとした。

 さらにクラウド案件ごとに、両社の強みを生かしたサービスの提供を目指す考えで、インテックでは、さまざまな業界に対する経験とクラウドに関する専門知識を用いて、ITインフラ分野において信頼性の高いシステム構築を支援。またスリーシェイクは、クラウドネイティブ技術に関する専門性を生かして、モダン開発における迅速なデプロイやスケーラビリティの向上を実現するとしている。