ニュース

大塚商会、企業の人的資本経営を支援する「採用DX支援ソリューション」「ハピネスソリューション」を提供

人材の採用から育成、定着に至るまでのプロセスをサポート

 株式会社大塚商会は、企業の人的資本経営を支援するための包括的なソリューション「採用DX支援ソリューション」「ハピネスソリューション」を、10月1日より提供開始すると発表した。これにより、人材の採用から育成、定着に至るまでのプロセスを支援し、AI技術を活用してHRの革新を実現するとしている。価格はいずれも個別見積もり。

 新ソリューションのうち「採用DX支援ソリューション」は、中堅・中小企業から大企業まで、採用担当者が直面する多様な課題の解決を支援するもの。優秀な人材の確保が難しい、面接の質がばらつく、採用プロセスが非効率的であるといった課題に対して、AIを活用して具体的な解決策を提供するという。

 例えば「面接データの分析と改善」では、オンライン面接の映像データを定量的・定性的に分析し、面接の質を向上させることで、採用プロセスの効率化を図る。なおオンライン面接ツールとしては、株式会社ZENKIGENの「harutaka(ハルタカ)」を採用した。大塚商会でも「harutaka」を活用し、録り溜めた約3000件の面接映像データと選考結果データを組み合わせた面接分析により、採用プロセスの改善を実現したとのことだ。

 また、経営理念と事業戦略に基づき、求める人材像の可視化と評価基準の明確化を実現する「採用企画ワークショップ」や、採用基準となるコンピテンシーを設計し、面接データと人事評価データを組み合わせることで、より深い洞察を得られる「データ分析の高度化」なども支援できるとした。

 一方の「ハピネスソリューション」では、人材の定着における取り組みとして株式会社ハピネスプラネットと共創した、「心の資本」と「心理的安全性」の二軸で判定する「ハピネスエンゲージメントサーベイ」を提供。このサーベイを通じて、従業員の意識や満足度、組織風土などの“見えない側面”を可視化することにより、組織の課題特定を支援するとしている。

 具体的には、ハピネスプラネットが導き出した独自のAIモデルを活用し、従業員の生の声を丁寧に集約するとともに、それらのサーベイ結果を深く分析し、企業の実情に合った具体的な改善策をアドバイスする。加えて、サーベイ実施後のフォローアップも行い、改善の推進とその効果の検証をサポートするとした。

 なお大塚商会では、無料お試しとして、1社1回10名までのワンショットサーベイを提供するとのことだ。