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林建設、マネージドEDRサービス「Sophos MDR Essentials」を採用し社員約50名のPC保護を強化

 ソフォス株式会社は4日、株式会社林建設が、EDR(Endpoint Protection Platform)製品のマネージドサービスである「Sophos MDR Essentials」を採用したと発表した。林建設では、社内および建設現場にいる社員のPCをサイバー攻撃から保護するために、同サービスを利用しているという。

 兵庫県を中心に建築工事や土木工事などを行っている林建設では、同業他社がマルウェアのEmotetに感染してしまい取引先に迷惑をかけていた事例があるなど、建設業界にもサイバー攻撃の被害が広がっていることや、その影響か、取引先からサイバーセキュリティ対策に関する問い合わせの頻度が増えてきたことを受け、従来型のパターンファイル更新に頼るエンドポイントセキュリティ対策では限界があると判断。次世代型サイバーセキュリティ対策として、EDRに着目し、導入の検討を進めていた。

 しかし、EDRによって脅威を検知したとしても、検知された脅威を分析し、リアルタイムに対処するための十分な人材を社内にそろえられない点や、建設工事という業種の特徴として、工事や営業を担当する社員が社内だけではなく、おのおのが担当する工事現場に点在しているため、PCを一元的に管理するのが難しい点が課題になっていたという。

 そうした中で、かねて付き合いのあったリコージャパン株式会社より、監視サービスも含むEDRを提供しているSophos MDR Essentialsの提案を受け、特に、セキュリティの専任担当がいなくてもEDRを効果的に運用できるという特徴を評価し、同サービスの導入を決定。事前の入念な検証とPCの準備を経て利用を開始した。

 同サービスでは、ソフォスの専門家によって、クラウド経由で24時間年中無休の監視体制が施されているため、期待通り、セキュリティ専任の人員を増やすことなく、社内および工事現場にいる社員約50名のPCを保護できるようになったとのこと。また林建設では、取引先にもより強い安心感を与えられたことも高く評価している。