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日立ソリューションズ・クリエイト、DX推進プロセスでユーザー体験価値を高める「UX向上ソリューション」を提供

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは29日、DX推進プロセスにおいて、現場における変革の自分ごと化やデジタル活用を浸透させるために、ユーザー体験(UX)価値を高める「UX向上ソリューション」を体系化して提供すると発表した。

 日立ソリューションズ・クリエイトは、ユーザーが直面する使い勝手の悪さや、サービスが認知されない、浸透しないといった課題に対して、「UXデザイン」「UI開発」「プロモーション」などのソリューションを提供してきた。こうした取り組みをベースに、業務や課題の可視化から、UIデザイン・マニュアル・プロモーションまで、UXに関わるさまざまなシーン全体をシームレスにカバーする、UXを起点にしたソリューションを提供する。

 UX向上ソリューションでは、ユーザーのニーズを把握し、多様な関係者の意見を集約しながら、課題解決に役立つ、使いやすいサービスを顧客と共にデザインする。また、サービス導入後に、ユーザーと適切にコミュニケーションを取り、サービスを使った新たなやり方が定着するよう、継続的な改善を支援する。さらに、既存のSI事業やソリューションと融合させるとともに、日立グループ内の連携を強化し、UX起点で顧客や社会のDXへ取り組んでいく。

 ソリューションでは、DX推進プロセスを「体験価値のデザイン」「体験価値のインプリメント」「体験価値のオンボーディング」の3つのフェーズに分け、各フェーズで価値のある体験を創出することで、顧客のDXをサポートする。

 「体験価値のデザイン」のフェーズでは、顧客協創による業務可視化・議論促進、プロジェクト推進支援のメニューを提供。DXの推進には、部門や立場を越えた意見やアイデアを集約し、具体的な戦略やロードマップへ落とし込むプロセスが不可欠だとして、直面する課題やニーズを明確に把握すること、ユーザーの行動や感情を理解することで、使い心地にも配慮された、満足度の高い提供価値をデザインでき、関係者の合意形成にもつなげる。

 「体験価値のインプリメント」のフェーズでは、UIデザイン、Microsoft 365 SharePoint Online(SPO)デザイン、ローカライズのメニューを提供。分かりやすさと使いやすさを追求し、直感的に操作できるUIを開発する。B2B向けサービスでは、利用現場の制約や長年習熟したやり方への配慮などのデザイン技術が必要だとして、現場を理解し、最適なUIを導き出すプロトタイプ開発と検証を繰り返すことで、適切に、直感的に利用できるUX/UIデザインを提供する。

 「体験価値のオンボーディング」のフェーズでは、マニュアル制作、操作研修・提案書 Webデザイン、イベント開催 プロモーションのメニューを提供。緻密に体験設計されたDXも、使いこなされてこそ価値を発揮するとして、用途に応じてマニュアルを整備し、操作方法を学べる導入研修やガイダンスを用意することで、DXを促進する。さらに、魅力を伝えるオンラインセミナーやメルマガ配信などのプロモーションを通じて、ユーザーとの継続的なコミュニケーションを図り、長期的な関係構築を促進する。

 UX向上ソリューションの価格は要問い合わせ。