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ワークデイ、給与計算を一元管理するソリューション「Global Payroll Connect」を発表

 ワークデイ株式会社は21日、企業や組織の給与計算をグローバルで一元管理するためのソリューション「Global Payroll Connect」を10月から提供すると発表した。

 Global Payroll Connectには、WebサービスベースのAPIが含まれており、Workdayと、Workdayのパートナーエコシステムに参画する給与計算プロバイダーが提供するアプリケーションやサービスをシームレスに連携する。これにより、企業は多国間およびグローバルレベルの給与計算や人事、ワークフォースに関するあらゆることをWorkday上で管理できるとしている。

 Global Payroll ConnectではあらかじめAPI連携が設定されているため、導入コストを最大で半減でき、企業・組織のグローバルワークフォースの給与計算に関する処理状況を一元的に把握し、可視化できる。業務が合理化されることで、企業はカスタム統合を作成することなく、ワークフォースに関するさまざまなデータや欠勤情報、勤怠管理、福利厚生、報酬データといった給与計算に欠かせない重要な情報の処理やアクセスが可能となる。

 ワークデイでは、多くの企業が平均で5種類以上の給与計算システムを管理しているとされており、そのために手間や時間がかかることに加えて、データの照合作業で問題が起きかねないと説明。ワークデイはパートナーと連携することで、企業がグローバルレベルでの給与計算をWorkday上で容易に統合しやすくなり、さらにはその企業の従業員が自身の給与情報に効率的にアクセスできるようになるとしている。

 Global Payroll Connectを活用することで、企業はシステム導入時間の短縮や、コスト削減、さらには各地域の給与計算に関する多くの統合システムの構築や維持が不要となり、価値実現までの時間を短縮できる。

 グローバルレベルの給与計算を統合することで作業効率が高まり、Workdayの給与計算や、あるいはパートナーが提供する給与計算サービスでも、すべてがWorkday上で稼働することで、人事やワークフォースを含む、信頼できる唯一の情報源を実現する。

 企業が給与明細や福利厚生、報酬、有給休暇など給与に関する情報をすべて一箇所にまとめて従業員に提供することで、従業員はセルフサービスで必要な情報にアクセスできるようになる。従業員はそれぞれの情報を閲覧するために複数のシステムにログインする必要がなくなり、優れた従業員体験を実現するとしている。