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日立システムズエンジニアリングサービス、IT運用業務のデジタル化サービス「OX1」を提供

 株式会社日立システムズエンジニアリングサービスは1日、IT運用をデジタル化し、品質と業務効率を向上させる、Operations Transformation Service「OX1(オックスワン)」提供開始した。

 OX1は、日立システムズエンジニアリングサービスが提供する、顧客のITライフサイクルを支援するマネージドサービスの中核となるサービス。新規に開発したマネージドサービス基盤によるIT運用のデジタル化と、日立システムズエンジニアリングサービスのITプロフェッショナル人材により、IT運用の課題を解決するサービスを提供する。

 OX1では、現行のIT運用の手順をデジタル化し、作業の自動化も実現する。これにより、複数のクラウド環境や、SaaSを利用する複雑なシステム環境のIT運用において、要員不足や属人化などの課題を解決する。

顧客の主なIT運用の課題とIT運用をデジタル化した「OX1」

 顧客のIT運用について、手順をデジタル化するとともに、デジタル化した手順から作業を自動化し、各手順のフロー制御を行うことで、IT運用の作業にかかる工数や時間を大幅に削減できる。また、ヒューマンエラーの発生を低減させる独自の機能も活用することで、品質と業務効率をともに、向上させたIT運用を実現する。

 サービス導入前の最適化フェーズでは、運用アセスメントにより現行業務の可視化やリスクを洗い出し、課題解決の方針や対策を決定する。標準化フェーズでは、最適化の結果に従い、現行の手順書の内容をテンプレートに沿ってタスクとして定義する。運用のソフトウェア化フェーズでは、標準化で定義したタスクの中で、ソフトウェアで実現できる作業を自動化する。

OX1導入までの流れ

 日立システムズエンジニアリングサービスでは、IT運用に課題を抱える企業を中心に、2028年度までにOX1の導入企業700社以上を目指す。