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オプティム、利用者接点のデジタル化を実現する基盤「OPTiM Digital Experience」を提供

スマートフォンを用いた顧客接点構築に必要な機能をワンパッケージで提供

 株式会社オプティムは9日、顧客・利用者接点デジタル化プラットフォーム「OPTiM Digital Experience」を提供開始すると発表した。スマートフォンやAIを活用することで、サービス提供者と顧客・利用者との接点を強化し、利用者の利便性の向上とサービス提供者の業務コスト削減・売上向上を実現するという。

 OPTiM Digital Experienceは、AIを活用し、サービス提供者と顧客・利用者の接点をデジタル化させるサービス。従来は「OPTiM Digital Marketing」の名称で提供されていたサービスを強化したもので、スマートフォンを用いた顧客接点構築に必要な機能をワンパッケージで提供でき、さまざまな企業・団体における、顧客・利用者向けのサービス提供を支援するとした。

 具体的には、顧客・利用者が必要としているコンテンツをAIによって自動的に生成・配信できる「AIコンテンツ配信」機能を搭載する。現時点では、AI画像解析によって混雑状況を可視化し、アプリケーション内にてリアルタイムで確認できる機能を利用可能で、今後は、生成AIを活用した配信文面やコラム記事作成機能の搭載を予定している。

 また、生成AIを活用し、顧客・利用者からの質問に対する回答案の自動作成や、AIチャットボットによる自動回答を行える「AIサポート」機能、顧客・利用者が自分のスマートフォンを利用し、店舗内で商品の注文や決済を行える「モバイルオーダー」機能も提供。

 さらに、アプリへのログインや利用にあたって必要となる、顧客・利用者のIDを発行・管理する「ID管理」機能や、紙で運用していた会員証カードやポイントカードをデジタル化し、スマートフォンで登録・使用できる「デジタル会員証」機能、イベント情報やお知らせなどを顧客・利用者のスマートフォンへ配信する「プッシュ配信」機能も用意した。

 なおオプティムでは、OPTiM Digital Experienceの基盤を活用し、住民の生活をより便利にする「自治体向けスーパーアプリ・プラットフォーム」や、運動施設来場者向けアプリ、飲食チェーン店向け会員アプリを開発・提供してきたとのことで、「自治体向けスーパーアプリ・プラットフォーム」を用いて、佐賀市と共同で「佐賀市公式スーパーアプリ」の開発を行った実績を持つと説明。今後も、さまざまな業種へサービスを展開するとともに、導入実績のある業種に対しては、ノウハウを生かしたサービスの横展開を実施するとしている。