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ラック、「Okta Customer Identity Cloud」の導入を容易にするパッケージを提供

 株式会社ラックは17日、米Oktaが提供する顧客アイデンティティ管理ソリューション「Okta Customer Identity Cloud(旧Auth0)」のスムーズな導入をサポートする、「Booster Pack for Okta CIC」を提供開始した。

 ラックでは、高度なセキュリティを維持しながらアイデンティティ管理を行うには、Customer Identity Access Management(以下、CIAM)製品の導入が必要とされているが、CIAMは既存のアプリケーションに組み込むだけでなく、一部の画面を開発する必要があるため、作業負荷がかかると説明。例えば、単に画面を作成するだけではなく、セキュリティとユーザビリティを考慮した画面遷移を作成するなど、多くの要素を考慮する必要があるという。

 ラックでは、Okta CIC導入時に開発する必要がある画面を、プリセットとして提供する「Booster Pack for Okta CIC」を提供する。同製品を利用することで、現場担当者の負荷を減らし、容易な導入を実現する。

 ラックが、これまで多くのOkta CICおよびOkta Customer Identity Solution(以下、Okta CIS)の導入支援を行ってきた経験や知見を生かし、プリセットを提供する。プリセットは、顧客の要件に合わせて改修して適用する。オープンなプログラムで作られており、ラックで支援をした後の改修にも対応する。

 プリセットのプログラムは、クライアントサイドで動作するSingle Page Application(SPA)で用意する。特定のインフラは不要で、静的ホスティングサイトがあれば利用できる。