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IBM、エントリーレベルのオールフラッシュストレージプラットフォーム「FlashSystem 5300」を発表

 米IBMは4月25日、新しいエントリーレベルのオールフラッシュストレージプラットフォーム「IBM Storage FlashSystem 5300(以下、FlashSystem 5300)」を発表した。

 FlashSystem 5300 は、リソースに制約のあるデータセンターと大規模で要求の厳しいワークロードを抱える企業にとって、パワフルで拡張性の高いオールフラッシュプライマリーストレージプラットフォームになると説明。レイテンシーに敏感なワークロードや、常に更新されるデータセットに対して、パフォーマンスと容量の要件を選択する際に、あらゆる規模の顧客に柔軟性を提供するとしている。

IBM Storage FlashSystem 5300

 また、同時に発表した、データセンターへの投資からより多くの効果を得るためのストレージアーキテクチャ戦略をサポートする、新しいIBM Storage Assuranceプログラムにより、顧客はFlashSystem 5300のさらなる利点を活用できるとしている。

 データベースのような典型的なエンタープライズワークロードを実行するように構成されたシステムの場合、前世代の機種(FlashSystem 5200)に対して、FlashSystem 5300はデータベースのような70/30/50の典型的なプロダクションワークロードで最大45%のスループットの向上と、シーケンシャルワークロードで少なくとも50%の帯域幅の向上を実現するように設計されている。

 顧客は、2:1の重複排除と3:1の圧縮率を使用して、1Uのフォームファクターシステムで最大1.81PBeのデータ(実効容量)を得られる。また、FlashSystem 5300は、2:1の重複排除と3:1 圧縮率を使用して、拡張筐体を含む13Uフォームファクターシステムで最大25.5PBeのデータ(実効容量)を提供できる。

 データレジリエンスの強化では、FlashCore Module 4が実現する新技術が、機械学習モデルを使用してI/Oから収集された統計情報を継続的に監視し、ランサムウェアのような異常を1分以内に検出するように設計されている。

 効率の最大化では、顧客はIBM Storage Insightsと、AIベースのデータ配置と自動化を含むIBM Spectrum Virtualizeにより、AIを活用した予測分析を活用できる。

 さらに、強化されたVMware統合として、不変スナップショットのサポート、ポリシーに基づくレプリケーション、VMware Virtual Volume 2.0のサポートにより、仮想マシンを脅威から保護するとしている。