SGシステムとBeso、税理士事務所向けの記帳代行業務効率化ソリューション「Pasumu for Pro」

　SGシステム株式会社と株式会社Besoは2日、税理士事務所向けの記帳代行業務効率化ソリューション「Pasumu（パスム） for Pro」を、同日より提供開始すると発表した。

　Pasumu for Proは、税理士事務所の顧問先から記帳代行で必要な証憑（領収書、請求書など）を回収するとともにスキャニングやデータ化作業を代行し、会計ソフトウェアへの仕訳連携を自動化するサービス。

　Pasumuコールセンターが、税理士事務所の顧問先の記帳代行で必要となる証憑依頼連絡を代行するほか、顧問先への定期的な証憑の訪問回収についても、SGシステムのグループ会社である佐川急便が実施してくれるという。回収した証憑は、約3営業日でSGシステムがスキャンしてデータ化するとともに、スキャンされた証憑原本の返却も行うとした。

　なおデータ化された証憑はクラウドストレージと連携され、電子帳簿保存法で定められている必要項目などをAI-OCRによって読み取り、テキスト化する仕組み。これにより、法改正や固有の検索、タグ管理に対応できるようになるほか、データを基に、さまざまな会計ソフトへのインポートに対応した仕訳データを自動生成し、出力することも可能とした。

　現在は、スキャンされた画像データをテキスト化する際に、入力作業が必要な部分が一部残っているものの、今後のバージョンアップですべて自動化する方針だ。また今後は、税理士向けの税務マネジメントツール「ZoooU（ゾー）」と連携し、証憑の回収状況、および業務の進捗状況をリアルタイムに自動反映させることで、進捗管理・期限管理における負担軽減も図る考えである。