MJS、会計事務所向けERP「ACELINK NX-Pro 会計大将」のAI-OCR機能を強化

　株式会社ミロク情報サービス（以下、MJS）は18日、ミロク会計人会連合会との共創により、会計事務所向けERPシステム「ACELINK NX-Pro 会計大将」のAI-OCR機能を強化したと発表した。

　今回のAI-OCR機能の強化では、仕訳マスターのアップロードなど、従来必要だった初期の導入準備が不要になり、AI-OCR機能の導入後、すぐに機能を利用可能になった。また、ACELINK NX-Pro 会計大将と同じ操作感で直観的に利用できる画面構成に改修しており、AI-OCR解析と仕訳作成を同時に処理実行することで、迅速に仕訳作成を行えるという。

　さらに、AI-OCR入力後、即座に仕訳連結ができるよう処理画面上に仕訳連携ボタンを配置したほか、AI-OCR入力の仕訳検索に対応。AI-OCR入力画面で生成した仕訳は、条件検索で抽出できるので、後から確認・修正を行う際もスムーズに対応できるとした。

　なお2024年6月には、自動仕訳作成時に科目が判定できない場合、不明勘定を自動セットする機能を追加する予定。不明勘定をまとめて修正することで、作業の効率化を実現するとのことだ。

　あわせて、「クレジットカード明細書」など、対応書類の追加を予定しているほか、令和6年度確定申告から利用できるよう、所得税確定申告における「医療費領収書」「寄付金受領証明書」「保険料控除証明書」「源泉徴収票」のAI-OCR入力の対応も、開発を進めているとしている。

操作画面イメージ