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アクロクエストテクノロジー、IoT基盤をAWS環境に自動構築できる「IoT Compose Service」を提供

 アクロクエストテクノロジー株式会社は30日、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する新サービス「Torrentio IoT Compose Service」を、AWS Marketplaceで提供開始した。

 「Torrentio IoT Compose Service」は、IoTがDXの要となる現代において、企業が直面するIoTシステムの開発・構築の課題を解決するために設計された自動構築サービス。IoTプラットフォームを利用者のAWS環境に迅速に立ち上げ、運用・拡張していける。

 サービスを利用することで、企業はデータの「収集・変換」「蓄積」「可視化・活用」といったIoTのコアプロセスを高速に構築し、従来、時間・コストが大きくかかっていた作業を削減し、データの可視化や分析など、ビジネス価値を発揮することに集中できるようになる。

 ノーコードで最短1日での立ち上げが可能で、画面を操作するのみで、IoTプラットフォームを迅速に構築できる。ブラックボックス化せず簡単に連携・拡張が可能で、顧客のAWS環境にIoTプラットフォームが構築でき、内製化にも適している。自動で構築されるIoTプラットフォームはサーバーレス構成で、スケールに柔軟に対応する。

画面イメージ

 また、IoT Compose Serviceの提供と合わせて、スマートデバイスとセットになった「IoTスターターパック」も提供開始する。これにより、顧客は自社のユースケースに合ったIoTシステムをすぐに立ち上げられる。

 提供するパックは、設備保全/予知保全に最適な振動監視による異常検知を実現する「振動解析センシングパック」、CTクランプを活用した電流計測で、脱炭素化に向けた稼働監視や負荷把握が可能な「電流測定センシングパック」、PLCからのデータを自動収集し、集計や可視化を行う「PLCデータ収集パック」、IoTプラットフォームの内製化を目指す企業に対し、課題解決から運用方針までサポートする「プラットフォーム内製化支援」の4種類。