D-Link、Webベースのネットワーク統合管理を実現するソフトウェア「D-View8」

　ディーリンクジャパン株式会社（以下、D-Link）は22日、SNMPに対応したさまざまなデバイスを統合管理できる、Webベースのネットワーク管理ソフトウェア「D-View8」を販売開始したと発表した。

　D-View8は、Webブラウザを用いてネットワーク機器を統合管理できるソフトウェア。デバイスやネットワークの統計を、視覚的に分かりやすいグラフや表などで把握できるダッシュボードが提供され、トポロジビューやラックビューといった各種モニター機能を利用して、直感的な管理を行えるという。

　またSNMPマネージャーだけでなく、Syslog/TrapサーバーやsFlowコレクタなども機能も利用できるオールインワン型のパッケージとなっているほか、デバイステンプレートやベンダーテンプレートなどが実装されているので、マルチベンダー環境のさまざまな機器をシンプルに管理できるとした。

　さらに、設定のテンプレート利用、複数デバイスに対する設定/ファームウェアアップグレードの適用などにより、デバイス管理の簡素化を実現可能。スケジューリング機能によって、オフピーク時間や計画メンテナンス時間にタスクを割り当てたり、定期的なメンテナンスタスクや設定タスクを実行したりすることで、管理者の負荷を軽減できるとしている。

　加えて、中央にサーバーを、拠点ごとにProbeを配置する「サーバー／Probeアーキテクチャ」の採用により、複数拠点のネットワークノード管理に対応。リモートサイトに設置したProbeと中央のサーバー間の通信データはSSLにより暗号化されるため、安全にデータを転送可能とのこと。

　ライセンスはサブスクリプション方式での提供となり、1年間の基本ライセンスと1年～5年までの拡張ライセンスが用意される。また1～2拠点向けのスタンダード版と、多拠点向けエンタープライズ版を提供。エンタープライズ版は、sFlowやMIBブラウザ、REST APIによる他システムとの連携などに対応している。

　価格（税別）は、基本ライセンスのスタンダード版が49万8000円、エンタープライズ版が76万8000円。更新ライセンスは、スタンダード版（1年）が29万8000円、エンタープライズ版（1年）が45万8000円などとなっている。なお、90日間は無償の試用が可能だ。