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センチュリー・システムズ、屋外対応で防水化したIoTゲートウェイ/VPNルーターを発表

防塵防水筐体

 センチュリー・システムズ株式会社は、省電力IoTゲートウェイおよび省電力VPNルーターをそれぞれ防水化し、PoEポートおよびマルチキャリア対応LTE通信モジュール(デュアルSIM対応)を搭載した「FutureNet MA-P160/L-P(以下、MA-P160/L-P)」「FutureNet NXR-G060/L-P(以下、NXR-G060/L-P)」を発表した。出荷開始は2024年2月。価格はオープン。

 MA-Pシリーズは、標準でLinux開発環境(Ubuntu)を提供し、ユーザーが自由にカスタマイズできる防塵防水対応IoTゲートウェイ。今後、LoRaWANやWiFi-HalowのLPWA版もしくは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)を搭載した製品も展開予定。

 NXR-G060シリーズは、IPsec、L2TPv3などのルーター機能を搭載する防塵防水対応VPNルーター。今後、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)を搭載した製品も展開予定。

 両製品とも、屋外への直接取り付けが可能。また、LEDランプを外部インターフェイスと同じ面に配置しているため、電柱など高所に取り付けた場合でも、POWERランプや電波状態のLED、通信状態のLEDを下から目視で直接確認でき、現地で機器の接続状況を容易に確認できる。

 シリーズとして最初にリリースするMA-P160/L-PとNXR-G060/L-Pは、カメラ向けに最適な製品となっており、PoE給電インターフェイスおよびマルチキャリア対応LTE通信モジュール(デュアルSIM対応)を搭載する。

 さらに、センチュリー・システムズ独自の機能である、CSあんしんPoE(カメラの自律リセット)、CSオンデマンド給電(PoEおよびDCの省電力化機能)を搭載しているため、IPカメラを監視して異常検知時にPoEを再起動することで、IPカメラを自律的に動作させられる。カメラのOFF/ON制御だけでなく、MA-P160/L-P、NXR-G060/L-P自身もスリープでき、必要な時だけ起動させてカメラ画像を送信するような運用を行えるため、省電力化も実現する。