NTT Com、AIマッチング技術を活用した人材育成プラットフォーム「BoostPark」を提供

　NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）は15日、AIマッチング技術を活用した自律型人材育成プラットフォーム「BoostPark」を提供開始した。

　BoostParkは、従業員の目指す姿に応じた、「ジョブ」「学習」のレコメンド、「人」の検索を通じて、従業員のキャリア自律・会社の人的資本経営の実現に貢献するサービス。従業員のプロフィールやキャリアに関する情報と、社内の「ジョブ」「学習」「人」に関する情報を結び付けることで、従業員自身が目指す姿に近づくことをサポートする。

　登録した自分の目指す姿から、自分の目指す姿に近づくための「ジョブ」を表示するジョブレコメンド、研修や勉強会、学習に役立つ書籍などの学習レコメンド、ロールモデルや同じ意思を持つ社内の「人」との出会いをサポートする人材検索などの機能により、目指す姿に向けた行動のきっかけを創出する。また、サービスには、人事施策である研修や社内公募情報なども登録できる。

　従業員が経験してきたこと／得意分野・持ち味の項目を入力することにより、「すぐに活躍できるジョブ」がレコメンドされる。やってみたい仕事／興味・関心ごと／強化・克服したいことを入力することで、「未来に近づくジョブ」「学習」がレコメンドされる。これにより、従業員が自ら即戦力として活躍できるジョブ・将来のキャリアに適したジョブの両方を知り、今後のキャリアを考えるきっかけを創出する。

　従業員が過去に読んだ書籍と書籍の感想・評価を登録し、他の従業員が閲覧できる。これにより、従業員の学習に対してのモチベーションの維持、将来目指す自分のロールモデルとなる人の学習を見ることができ、どのようなスキルが必要か、どんな学びをしておくと良いのかを把握できる。

　ジョブに適した人材を組織横断的に検索でき、ロールモデルとなる人材の学習や経歴などを閲覧・フォローすることで、キャリア機会創出をサポートする。また人材検索は、人材の適材適所、社内公募の推進など人事施策でも活用できる。

　NTT Comは、サービスを全社展開しており、その中で得たノウハウを生かし、従業員のキャリア自律・会社の人的資本経営を目指す企業や、高い離職率・従業員のモチベーションの低下といった課題を持つ企業を中心に、サービスの導入・活用支援を進めていくとしている。