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NTTメディアサプライとギガプライズが協業、クラウド上に監視カメラ映像を保存するサービスを展開

 NTT西日本グループのエヌ・ティ・ティ・メディアサプライ株式会社(以下、NTTメディアサプライ)と株式会社ギガプライズは6日、監視カメラの録画映像をクラウド上に保存する「クラウドカメラサービス」を、共同で提供すると発表した。集合住宅市場で多くの顧客・接点を持つ両社の強みを生かし、主に同市場に向けて展開する。

 クラウドカメラサービスは、集合住宅などに設置した監視カメラとインターネットを接続し、カメラ映像をクラウド上に保管するとともに、PCやスマートフォン等から、現地の映像を24時間確認できるようにするサービス。カメラは、バレット型とドーム型の2種類を用意しており、動きがあるものを検知して録画する動体検知機能や、複数台のカメラを一元管理する機能も利用できる。

 映像データの保存期間は14日間で、保存されているデータは、インターネットバンキングと同等のセキュリティレベルで保護するとした。なお、継続して保存しておきたい映像データは、保存期間内に「ムービークリップ機能」を用いてクラウド上に保存できる(1カメラにつき24時間まで)ほか、PCやスマートフォン等へのダウンロードにも対応する。

 両社では、従来の防犯カメラや監視カメラは、レコーダー等の撮影データを保存する録画用機器がセットになっており、それらの故障や盗難、破壊によるデータ消失リスクがあるが、クラウドカメラサービスは録画用機器を使用せず、インターネットを通じてクラウド上に映像を保存するため、そうしたリスクを軽減すると、そのメリットをアピールしている。

 加えて、NTTメディアサプライが提供する「DoCANVAS」等のインターネット接続サービスと組み合わせて導入すれば、両サービスの工事や運用・保守をワンストップで提供できる点も強みとのこと。