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ソリトン、分離ネットワーク間のファイル授受製品「FileZen S」新版 金融業界で求められる新機能を搭載

 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は25日、ネットワーク分離環境でのファイル受け渡し製品「FileZen S」において、新版「同 V1.4」を提供開始すると発表した。

 FileZen Sは、ネットワーク分離環境におけるファイルの受け渡しを、安全かつ簡便に行うための製品。異なるネットワーク間における“自分から自分”へのファイル送受信を、単純なドラッグ&ドロップ操作だけで安全・確実に行えるという。またファイル無害化製品との連携により、ファイル送受信時に自動的にセキュリティチェックが行われるので、安心して利用できるとのこと。

 今回の新版では、持ち出しファイルの原本保存が求められる金融業界からの要望に対応した「ファイルアーカイブ機能」の追加や、現場でのきめ細かな運用を実現する「承認機能の強化」を行っている。

 新機能のうちアーカイブ機能は、金融業界に代表される、ファイルの原本保存や、厳密な証跡を求める業界で強く求められるもの。取引情報や顧客データが不正に持ち出された恐れがある場合、この機能により実ファイルを確認することで、本当に外部に持ち出されたのかの確認を、確実かつ迅速に行えるという。

 一方、ファイル受け渡し時の承認機能の拡張は、無害化済の機密ファイルは上長が即座に承認、(無害化できない)マクロ付きのOfficeファイルは情報システム部門で精査するといったように、無害化処理の結果に基づいて、承認先を動的に変更できるもの現況のUSBメモリの運用規則に沿った承認ポリシーを設定することで、システム導入をスムーズにし、セキュリティリスクの高いUSBメモリからの脱却を後押しするとした。また、業務の効率化とセキュリティの向上にも役立つとしている。