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富士ソフト、モバイル通信環境の統合的な管理/制御を可能にする「+F MDM LiNK」を提供

 富士ソフト株式会社は27日、モバイル通信端末やIoT機器、回線などの通信環境の統合的な管理/制御を可能にする新サービス「+F MDM LiNK」を販売開始した。

 +F MDM LiNKは、富士ソフトが2月に発売した5Gモバイルルーター「+F FS050W」に対応し、端末の遠隔管理や設定・操作、eSIMの制御、状態監視といった通信環境の統合的な機能を提供する。

 ダッシュボードで全体を直感的に把握でき、タグやグループごとの一括設定で効率的な管理が可能。通信速度を規制して意図しない利用を制御でき、トラブル発生時には遠隔操作ですぐに対応できる。また、端末のeSIM制御や、他のシステムや機器との連携にも対応する。

 端末管理では、モバイル通信端末やそれに接続されている機器情報の一括管理、死活監視、ログ分析などの機能を提供。ユーザー管理/利用者管理では、+F LINKのユーザー(MDMアカウント)や、実際にモバイル通信端末を利用している利用者を管理できる。

 また、遠隔からモバイル通信端末のさまざまな設定を行える遠隔設定機能、遠隔からモバイル端末を実際に操作できる遠隔操作機能も提供する。

 +F MDM LiNKの価格(税別)は、初期設定料が3万円(5アカウント)、端末登録料が1台あたり1000円、基本サービス料が1台あたり月額500円。

 富士ソフトでは今後、同社が販売する+Fシリーズの通信端末や他社製の機器など、順次対応機器を拡充していく。さらに、顧客の多様な用途に応じた柔軟なカスタマイズやシステム開発、APIの提供、さらにさまざまなIoTプラットフォームと連携し、IoT/5G市場のさらなる活性化と拡大につながる最適な通信環境プラットフォームとしてサービスを提供していくとしている。