テクマトリックス、UIテスト自動化ツールの最新版「Ranorex 10.7」日本語版を発売

　テクマトリックス株式会社は11日、米Ranorexが開発したUIテスト自動化ツール「Ranorex 10.7」日本語版を販売開始した。テクマトリックスは、Ranorex日本語版の総販売代理店として、日本国内での販売、マーケティング、日本語化、ユーザーサポート、ソリューションサービスの提供などの活動を展開する。

　Ranorexは、多くのサードパーティ製コントロールをサポートする、高性能なUIキャプチャ機能を搭載したUIテスト自動化ツール。Windowsアプリ、Webアプリ、モバイルアプリに対するUIオブジェクト認識能力と、直感的に操作できる操作性を備え、プログラミング経験者でなくとも、データ駆動型テストのような複雑なテストを組み立てられる。

　最新版のRanorex 10.7では、レポート機能を拡充し、テスト結果のCSV形式での出力が可能になった。これにより、ExcelやGoogle スプレッドシートといった表計算ソフトでの集計や、独自フォーマットのレポートへの記載が容易になった。さらに、フィルター機能やマスク機能も搭載され、レポートの提出に向けた準備作業の負荷軽減が期待できる。

　また、iOSに対するテスト機能を拡張。iOS 16のサポートに加えて、これまでAppiumを介して実行していたSafariブラウザーでのテストを、Ranorexから直接実行できるようになった。新バージョンで拡充されたレポート機能により、集計作業やレポート作成作業が容易になり、テスト工程全体の工数の削減が期待できると共に、iOSとSafariブラウザーへのサポート強化により、1つのツールでWindows、Web、モバイルの3つのプラットフォームでのテストを実行できる環境が充実したとしている。