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パナソニックの長時間労働抑止システム、勤怠管理システム「TeamSpirit」から従業員情報の取り込みが可能に

 パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(以下、パナソニック)は8日、長時間労働抑止システム「Chronowis(クロノウィズ)」が、株式会社チームスピリットの勤怠管理システム「TeamSpirit」とシステム連携を開始したと発表した。

 TeamSpiritは、勤怠管理や就業管理、工数管理、経費精算、電子稟議(りんぎ)、社内SNS、カレンダーなど、社員が毎日使う社内業務を一元化して提供するクラウドサービス。一方のChronowisは、PCの利用制限と稼働ログの取得で長時間労働の抑止を支援するシステムである。

 従来、Chronowisを利用する企業の人事・労務担当者は、従業員データベースや人事情報などを参照しながら、手作業でアカウントを管理する必要があったほか、異動などに伴い従業員情報の変更が発生した際には、マスターとなる従業員データベースに登録されている情報とChronowisに登録されている情報を、二重に更新する必要があったという。

 そこで今回は、両サービスがシステム連携し、TeamSpiritに登録されている従業員情報をChronowisに取り込めるようになったため、従業員情報の二重管理が不要になり、人事・労務担当者による入力ミスや登録の手間を削減するとした。

 取り込み可能な情報は、ユーザーID、姓、名、メールアドレス、組織名1、役職名、承認者1(ID)など。具体的な作業としては、TeamSpiritから従業員情報をCSVファイルでダウンロードし、Chronowisへアップロードすることで連携が実現する。なお、CSVダウンロードを行うには、有償サポートが必要になるとのことだ。