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ServiceNow、クラウドアプリ向けオブザーバビリティソリューション「ServiceNow Cloud Observability」を発表

 米ServiceNowは現地時間5月16日、クラウドアプリケーション向け統合型エンドツーエンドのオブザーバビリティ(可観測性)ソリューションのひとつとなる「ServiceNow Cloud Observability」を発表した。

 ServiceNow Cloud Observabilityは、ServiceNowが2021年5月に買収したLightstepの技術を搭載し、組織がクラウドおよびクラウドネイティブインフラの規模および複雑性の増大を管理しながら、企業全体の完全可視化を支援するとともに、それらすべてを統一したソリューションとして提供する。

 クラウドおよびクラウドネイティブアプリケーションの運用監視とオブザーバビリティデータを統合し、ITパフォーマンスに求められる総合的なエンドツーエンドソリューションを提供します。Cloud Observabilityを使用することで、IT部門は問題をより早く特定して解決し、ソフトウェアおよびサービス全体の信頼性とレジリエンスを強化できる。

 また、ServiceNow Cloud Observabilityは、ServiceNowが2022年に買収したEra Softwareのクラウドネイティブなロギング技術を活用し、クラウドネイティブアプリケーション向けに完全統合されたスケーラブルなログ管理機能を導入することで、全てのデジタルユーザーのインタラクションを完全に把握して重要ではないデータは削減し、DevOpsチームの時間短縮ならびにリソース節約に貢献する。

 さらに「Service Graph Connector」は、OpenTelemetryやKubernetesをはじめとするクラウドフレームワークから、追加ツール不要でServiceNow IT Operations Management(ITOM)に直接データを簡単に取り込め、1つのソリューションからクラウドインサイトおよびITインフラへの連携ができる。この機能は、クラウドアプリケーションのパフォーマンスに関する貴重なインサイトを得るのにかかる時間を短縮し、組織にとってセキュリティを犠牲にすることなく迅速なアクション実施を可能にする。