ニュース

JBCC、Microsoft 365のバックアップや長期ログ保管を行う運用支援サービスを提供

 JBCC株式会社は31日、データバックアップや長期ログ保管などにより、Microsoft 365の安心・安全な利用を支援する「Microsoft365運用サービス」を提供開始すると発表した。なお同サービスは、JBCCをはじめ、CIS、SOLNETなどJBグループ各社で全国的に提供するという。

 「Microsoft365運用サービス」は、Microsoft 365の機能でカバーされていない、データのバックアップ/リストア、長期ログ保管などをJBCCのクラウド運用センター(CLIC)が行うサービス。利用中のMicrosoft 365のバックアップ、ログ保管、運用サービスをJBCCが一貫して提供するため、企業のシステム部門にとっては、データやログの保全が図れるだけでなく、作業漏れの防止、作業負荷の軽減も期待できるという。

 提供サービスのうちバックアップについては、Microsoft 365のアプリケーション単位で、1日最大4回のデータバックアップを実施する。リストアは、ユーザーやフォルダといった任意の単位で企業の要望に合わせて行えるほか、マルウェア感染時などにシステム全体のリストア作業を行うことも可能とのこと。

 一方、ログデータの保管については、アクティビティログを無制限に保管できるほか、CSV形式でOneDriveまたはSharePointに定期的に自動保管する機能を搭載。データの不正利用が起きた場合でも、ファイルの操作履歴をさかのぼって確認できるとした。

 このほか、24時間365日受付可能なメールによるサポート窓口を提供。必要に応じて、設定変更や障害時対応支援といったSEのテクニカルサポートも提供する。

 価格は、バックアップのみの場合で1テナントあたり月額6000円、1ユーザーあたり月額640円。バックアップ+長期ログ保管では、1テナントあたり月額9000円、1ユーザーあたり月額810円。SEサポートなどは個別見積もりとなる。

 なおJBCCでは、Microsoft 365を対象としたワークショップ型の導入支援サービスを実施してきたが、今回の運用サービスの提供により、導入から運用、定着支援まで、ワンストップのトータルサポートを実現したとのこと。さらに今後は、アクセス権限管理(2023年6月開始見込み)など、要望が多い運用についてもサービスを拡充するとしている。