IIJ、機器やソフトウェアの保守更新時期の自動通知サービスを無償提供

　株式会社インターネットイニシアティブ（以下、IIJ）は24日、機器やソフトウェアなどのIT関連製品の保守・ライセンス契約を購入した顧客を対象に、保守・ライセンスの契約期間や機器情報などを管理し、更新時期を自動通知する保守期限管理サービスの無償提供を開始した。すでにIIJからIT関連製品の保守・ライセンス契約を購入した顧客に対しては、次回契約更新時からサービス提供が可能。

　IIJでは、SI案件において、顧客の要件に合わせてさまざまなメーカーの機器やソフトウェア、およびその保守・ライセンス契約をIIJからワンストップで販売しているが、購入したIT関連製品は顧客の資産として製品メーカー、保守ベンダーそれぞれで、契約時期や期間も異なる保守サポート、使用ライセンス契約の管理が必要になるため、契約管理業務は負担が重いという声が多くの顧客から寄せられていたと説明。また、契約更新の対応漏れによりソフトウェアの保守・ライセンスが失効した場合には、脆弱性を修正する更新プログラムが提供されなくなるため、情報セキュリティのリスクが生じることにも懸念が高まっているという。

　そこで、IIJからIT関連製品の保守・ライセンス契約を購入した顧客を対象に、IT資産の保守・ライセンスの契約期間を管理し、更新時期を事前に通知するサービスを無償提供することで、顧客の煩雑なライフサイクル管理の負担を軽減する。

　サービスは、IIJから保守・ライセンス契約を購入した機器やソフトウェアなどのIT関連製品について、契約期間や機器情報（メーカー名、シリアル番号など）、一部EoL（End of Life）情報などを顧客に代わってIIJが管理し、契約更新が必要である旨を事前にメールで通知する。

　異なるメーカーや保守ベンダー製品が混在する場合でも、保守管理に必要な手続きや情報をIIJが取りまとめて対応することで、顧客はいつ、どのIT資産で契約更新が必要になるか、またどのような保守管理を行うべきか、あらかじめ把握でき、IIJを一元窓口にしてスムーズにライフサイクル管理を進められる。

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