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デジタルアーツ、安全なファイルの受け渡しを実現する「f-FILTER」を10月から提供

 デジタルアーツ株式会社は18日、ファイルの受け渡し時に重要情報を外部に漏えいさせず、安全なファイルの受け渡しを実現する、トータルファイルセキュリティソリューション「f-FILTER」を、2023年10月に提供開始すると発表した。

 f-FILTERは、ファイルの重要情報を判別する「DLP(Data Loss Prevention)機能」や、「ファイル判定機能」「上長承認機能」「アンチウイルス機能」「ファイル閲覧権限管理機能」の5つの情報漏えい対策機能と、「ファイル転送機能」を搭載し、安全なファイルの受け渡しを実現するソリューション。

 DLP機能は、海外製の製品では難しい日本国内特有のデータや、日本語の判定制度が高い独自の定義により、重要情報の判定を行う。顧客独自の重要情報の定義設定にも対応する。

 ファイル判定機能は、外部に公開されていないファイルの情報や、添付したことのある宛先情報、タグに記載されている情報を判定し、ファイルの外部提供可否をスコアリングする。

 上長承認機能は、ファイルの外部転送を行う際に、ワークフローで上長承認された場合に転送が完了する。最終的に人の目を介在させることで、データベース未登録の重要情報の漏えいを防止する。

 アンチウイルス機能は、外部転送するファイルのウイルスチェックを行うことで、安全なファイルのみ転送できる。外部から受け取るファイルについてもマルウェア判定に対応する。

 ファイル閲覧権限管理機能は、外部に転送されたファイルを閲覧・ダウンロードできるユーザーをメールアドレスで指定し、指定外のユーザーによるファイルダウンロード・閲覧を防止する。開封ログをリアルタイムで確認でき、後から権限の変更もできる。

 ファイル転送機能は、デジタルアーツのオリジナルストレージにファイルをアップロードし、ファイルの受け渡しができる機能。大容量ファイルの転送や、相手からのファイルの受領も可能。

 f-FILTERは、「i-FILTER@Cloud」や「m-FILTER@Cloud」、クラウドサービスの認証やID管理を実現するIDaaS製品「StartIn」といった、デジタルアーツ製品とのシームレスな連携が可能。また、「i-FILTER@Cloud」「m-FILTER@Cloud」を利用中の顧客については、安価なセット価格で提供することも検討しているという。