ニュース

クラウドストライク、ChromeOS向けのネイティブ型XDRサービスを発表

 米CrowdStrike(以下、クラウドストライク)は現地時間4月25日、Googleとのパートナーシップ拡大の一環として、MDMソリューションなしにChromeOSデバイスの可視化と脅威検知を行うEDR/XDRサービスを発表した。

 サービスは、クラウドストライクのXDRソリューション「CrowdStrike Falcon Insight XDR」の検知機能と対応機能を活用し、多くのプラットフォームに対応する統合コンソールを用いて、ChromeOS、Linux、macOSおよびWindowsデバイスに対する攻撃を一括して阻止できるようにする。

 クラウドストライクのプレジデントであるマイケル・セントナス(Michael Sentonas)氏は、クラウドストライクとGoogle ChromeOSチームの緊密な連携を通じて、両社の製品とサービスを利用する顧客に、CrowdStrike Falconプラットフォームを使用してChromeOSデバイスを完全に可視化し、脅威検知機能を活用できるようになったと説明。クラウドストライクが、ChromeOSデバイス向けに開発したXDRサービスにより、エージェントベースのMDMソリューションによって消費されるリソースを大幅に節約できると述べている。

 ChromeOS対応では、Googleから直接取り込めるChromeOSネイティブなイベントテレメトリにより、MDMエージェントを追加せずにデバイスのセキュリティ管理に対応。統合されたコンソールで、ChromeOSデバイスを他のデータソースとともに表示し、広範囲にわたる可視化を実現する。

 また、CrowdStrike Falconプラットフォームに統合されたCrowdStrike Falcon Fusionにより、コンテキストに基づくインサイトと検知で、通知のオーケストレーションと自動化を実現する。

 クラウドストライクとChromeOSの統合機能は、ChromeOS 110以降を搭載した対応デバイスで利用が可能。この統合機能は、2023年6月までに日本も含めた全世界に提供される予定としている。