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SCSK、Skeed、ハートネットワークの3社、園児のバス置き去りを防止する見守りサービスの実証実験

愛媛県新居浜市にて実施

 SCSK株式会社は、園児のバスでの置き去りを防止する見守りサービスの実証実験を、SCSKグループの株式会社Skeed、株式会社ハートネットワークと共同で、愛媛県新居浜市にて5月より開始すると発表した。

 Skeedとハートネットワークは新居浜市にて、BluetoothタグとSkeedの無線ネットワーク構築技術「SkeedOz(スキードオズ)」を組み合わせた、小学生の見守りサービス「みまもり隊にいはま」を、2021年から提供している。

 今回は、この技術・知見を、保育施設が運営するバス車内での、園児の置き去りの防止に活用すべく、実証実験を開始する。バス車内での園児の置き去りを防止するためには、バス車内の改造工事を伴う方式や、人手を介してリーダーで情報を読み取る方式などが存在しているが、今回の実証実験では、幼稚園教諭などの読み取り作業が不要な、園児が携帯するBluetoothタグで所在場所を検知する方式にて実施されるという。

 異常事態が発生した際には警報機器やメールなどで通知する仕組みを備えているほか、幼稚園に到着した園児の情報も一括で管理することで、登園管理にも活用するとのこと。

 なお実験は、新居浜市内でバスを所有する幼稚園の中から2つの施設を選定し実施する予定で、3社では実証検証の結果を踏まえて、保育施設で必要な機能追加を行い、サービス提供を目指すとしている。