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日立産業制御ソリューションズ、食品・化学向けMESパッケージ「ProductNEO」Ver.2.0を販売

 株式会社日立産業制御ソリューションズは24日、製造現場を可視化する、食品・化学向けMES(Manufacturing Execution System)パッケージ「ProductNEO」Ver2.0を販売開始した。

 ProductNEO Ver2.0は、日立産業制御ソリューションズが製造管理システム「ProductNEO」の提供を通じて、製造現場で培った知見、ノウハウを生かして開発した製品。新バージョンでは、採算性の向上を目的とした業務効率化および安全性を確保する品質管理を目的として、作業手順表示により誤作業を抑制し、確実な作業実行を支援する「SOP管理機能」、 生産実績データを集約し、KPIとして可視化する「KPI管理機能」と、原材料の入庫から出荷品のロット番号までを一括管理する「製造トレーサビリティ機能」を強化した。

「ProductNEO」Ver2.0が提供する機能

 SOP管理機能は、確実な作業実行に向けた作業者への作業手順表示や、設備との連動により、作業手順誤りを大幅に抑制し、作業実績の自動収集を実現。計量器との組み合わせにより、手順のインターロックを可能とする。

 KPI管理機能は、生産実績データを集約し、KPIとして可視化。KPI管理によるグラフ表示に対応する。製造トレーサビリティ機能は、入庫した原材料から出荷品のロット番号まで一括管理でき、原料のアレルゲンや使用(賞味)期限管理が可能となる。

 また、これらの機能を有効活用するために、製造に関わるさまざまなシステムや設備との間でデータを送受信する、拡張性の高いインターフェイスを備える。

 ProductNEO Ver.2.0の価格は、ライセンス費が320万円から。出荷予定開始日は10月2日。