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チェック・ポイント、ブランチオフィス保護ソリューション「Quantum SD-WAN」を発表

 米Check Point Software Technologies(以下、チェック・ポイント)は現地時間2月9日、Check Point Quantumゲートウェイの最新ソフトウェアブレードである「Check Point Quantum SD-WAN(以下、Quantum SD-WAN)」を発表した。Check Point Quantum SD-WANは、最高レベルのセキュリティを最適化されたネットワークおよびインターネット接続と組み合わせて、第5世代のサイバー攻撃からブランチオフィスを保護する。

 チェック・ポイントでは、従来のネットワークアーキテクチャは、すべてのトラフィックがクラウド上の目的地に到達する前にデータセンターを経由するため、パフォーマンス低下を招く可能性のあるボトルネックが生まれてしまい、各ブランチオフィスでは、パフォーマンスを向上してコストを削減するために、SD-WAN技術を使用して拠点とクラウドをダイレクトに接続していると説明。しかし、市場にある既存のSD-WAN技術のほとんどは、セキュリティを考慮して構築されておらず、ブランチオフィスのSD-WANをインターネットに直接接続すると、従来のデータセンターベースのセキュリティを迂回するため、オフィスがサイバー攻撃にさらされてしまうとしている。

 Quantum SD-WANは、既知の脅威と未知の脅威、DNS攻撃やランサムウェア、フィッシングなど、ブランチオフィスを脅かすすべての脅威を防止する。また、不安定な接続を1秒未満でフェイルオーバーしてWeb会議の中断をなくし、インターネット接続の遅延、ジッター、パケットロスを監視しながら、1万を超えるアプリケーションとユーザーとのルーティングを最適化する。

 さらに、最新のSD-WANソリューションの投入により、ユーザーとブランチオフィス間で一貫したセキュリティと接続性を提供する。Quantum SD-WANとHarmony Connect(SSE)のソリューションを組み合わせることで、チェック・ポイントのInfinityクラウドプラットフォームで管理される完全なセキュリティとインターネットアクセスのソリューションであるSASEを実現できるとしている。