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バッファロー、電子帳簿保存法への対応を支援する「電子帳簿マネージャー」を無料で提供
2023年2月24日 16:00
株式会社バッファローは22日、受領した電子取引データを、規則性を持たせたファイル名に変更できる無料アプリケーション「電子帳簿マネージャー」を提供すると発表した。これにより、改正電子帳簿保存法で定められている電子取引データの保存要件の1つ、「可視性の確保」に対応するためのファイル名変更作業の手間軽減を支援するとした。なお、データの外部保存先としては、バッファローのNAS、外付けHDD、光学ドライブをサポートする。
2022年1月施行の改正電子帳簿保存法により義務化された電子取引データの電子保存を行う際には、誰もが視認・確認できる状態を示す「可視性の確保」が求められている。企業が専用システムを導入していない場合、可視性を確保するための手段としては規則的なファイル名を設定する方法があるが、ファイル名の変更作業は大きな業務負荷になるという。
今回提供された電子帳簿マネージャーは、こうしたファイル名の変更を支援するアプリケーションで、会社名などをあらかじめ設定しておくことにより、ファイル名の統一を可能にする。
加えて、通常はエラーになってしまう、ファイルを開きながらのファイル名変更にも対応しており、ファイルの中身を確認しながらファイル名の変更が可能。さらに、読み込んだPDFファイルからOCR処理によって文字列を自動取得する機能を搭載しており、書類種別/取引先/金額を設定画面に自動入力することもできる。
また、設定は複数人で共有できるため、会社全体で社名を統一することが可能。受領した電子取引データを個人利用のPCに保存していると、保存先が分散してしまい検索性が損なわれてしまうが、複数人利用時に保存先をNASなどに設定することで、電子取引データを集約できるとした。
