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日立ソリューションズ、編集プロセスの効率化を支援する独Acrolinxのプラットフォームを提供

 株式会社日立ソリューションズは14日、独Acrolinx GmbHと、AIによる文書解析によってコンテンツの効率的な作成を支援するプラットフォーム「Acrolinx(アクロリンクス)」の販売代理店契約を締結し、2月15日から提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 「Acrolinx」は、AIによる文章解析で多言語ドキュメントの作成を効率化するプラットフォーム。AIで構文を分析し、用語や文体といった企業固有の表記ルールや言語の文法に基づいて自動チェックし、コンテンツの品質向上や企業ブランディングを支援するという。また、「他言語への翻訳のしやすさ」という観点からも文章をチェックでき、誤訳や手戻りのリスクを抑え、的確なコンテンツを短期間で完成可能になるので、ライティングにおけるコスト削減を実現するとした。

 コンテンツの補整については、Microsoft Wordなどのドキュメント作成ツールやWebブラウザ、コンテンツ管理システム(CMS)と連携して、それぞれのアプリケーション上で提案を行ってくれる。さらに、コンテンツのガイダンス適合性やAcrolinxの利用状況など、設定した目標や目的に対するパフォーマンスを可視化する機能も備えた。

 なお、言語は日本語だけでなく、英語、中国語、ドイツ語など多言語のドキュメントのチェックも可能。グローバル展開を推進する企業は、Acrolinxを活用することにより、コンテンツ作成において、ライターごとに異なる用語の使用や表現の統一を図れ、人による確認作業を減らして、分かりやすさや正確性の向上を実現するとのこと。

 日立ソリューションズでは、ライセンスの販売のみならず、Acrolinxの設定などの導入支援も提供し、ドキュメント作成のプロセス改善を支援するとしている。