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CAC、グローバル標準の手法を用いて企業のITインフラ環境運用を代行する「マネージドDWS」

 株式会社シーエーシー(以下、CAC)は2日、グローバルに活動する企業のITインフラ運用を包括的に担う「マネージド デジタルワークプレース サービス(以下、マネージドDWS)」を提供開始したと発表した。パートナーシップ契約を結ぶCognizantのグローバル対応力と、CACが持つ“日本品質”への適切な対応力とを組み合わせ、日本を管理主体として、グローバルでITインフラ環境全般の運用サービスを提供するとした。

 「マネージドDWS」は、ITインフラ環境全般の運用サービスを代行するサービス。グローバル標準のITSM(IT Service Management)プロセス、サービスカタログ、手順、サービス品質管理手法を用いて、CACが主体的にシステムを運営するため、利用企業のICT部門をICTサービス維持にまつわる運用の実務作業から解放し、企画業務へシフトさせることが可能になるという。

 また、CACのシステム運用の経験と実績をもとに、標準化・見える化された運用サービスメニューで価格を設定している点も特徴。加えて、当初の契約で定義されていない要求や相談にも、利用企業側のビジネス推進を優先して迅速に対応し、「決まったことしか対応しない」という不満を解消するとしている。

 さらに、DX推進を目的としたプラットフォームを用いて運用サービスを提供し、自動化・最適化を推進。CAC専門チーム(Innovation Office)による、DXソリューションを含む最新テクノロジーの提案も定期的に行うとのこと。

 このほか、CACが定義したシステム運営のガバナンスモデル、ITSMプロセス、サービスの継続的改善活動モデルを用いることにより、利用企業と合意したシステム運用のサービスレベルを維持・向上させるとした。加えて、利用企業内でほかのシステムと連携されていない(サイロ化)システムの運用も、CACのプロセスとモデルを用いて改善を支援する。

マネージドDWS提供モデル