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Cloudflare、企業ネットワークをCloudflareに接続するソフトウェアパッケージ「Magic WAN Connector」を発表

 米Cloudflareは10日、企業ネットワークをCloudflareに接続する、オープンソースでソフトウェア定義型のソフトウェアパッケージ「Magic WAN Connector」を発表した。

 Magic WAN Connectorは、オフィス、製造施設、小売店などの物理ネットワークから、プライベートクラウドなどの仮想ネットワークまで、あらゆるネットワークを安全に接続し、安全なトンネルとルーティングポリシーを自動的に設定して、トラフィックをCloudflareのグローバルネットワークに誘導するソフトウェアパッケージ。

 トラフィックのルーティング、ロードバランシング、フェイルオーバー、アプリケーション認識型のトラフィックのステアリングとシェーピング、自動設定と自動調整機能を提供し、ユーザーの拠点からCloudflareのネットワークまでのトラフィックの安全性、高速性、信頼性を確保する。

 また、包括的な「Cloudflare One SASEソリューション」の一部として、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、データ損失防止(DLP)、侵入検知システム(IDS)、クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)などのセキュリティツールを利用可能。WARPデバイスクライアント、Cloudflare Tunnelアプリケーション層コネクター、Cloudflare Network Interconnect経由の直接接続など、Cloudflareのネットワークへの他の接続ともシームレスに利用できる。

 Cloudflareでは、Magic WAN Connectorは、物理デバイスやクラウドサービス上の仮想マシンとして、あるいはOEMハードウェアとともに導入でき、Cloudflareのグローバルネットワークへの接続方法に柔軟性と選択の自由を提供すると説明。Cloudflareは、認定されたベアメタルOEMハードウェア企業とのパートナーシップを発表しており、「Cloudflare One Partner Program」エコシステムには、ユーザーと連携して「Magic WAN Connector」のインストールと導入をサポートし、OEMパートナーのハードウェアライフサイクル管理を行う新たなチャンネルパートナーも加わっているという。