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テラスカイ、Salesforceの画面開発ツール「SkyVisualEditor V18.0」を提供

Salesforce上でExcelのような操作性を実現

 株式会社テラスカイは19日、Salesforceの画面開発ツール「SkyVisualEditor」の新版「同 V18.0」を提供開始したと発表した。

 SkyVisualEditorは、Salesforceの画面をノンプログラミングで開発できるツール。マウスのドラッグ&ドロップだけでVisualforceページの容易に生成できるほか、Lightning Experienceにも対応しているので、VisualforceページのLightning移行をスムーズに行えるという。

 今回の新版では、まず、Visualforceを使わずにLightningコンポーネントを作成するSkyVisualEditor LCにおいて、新機能「フレキシブルデータテーブル」を追加した。フレキシブルデータテーブルは、Salesforce上でExcelのような操作性を実現するデータテーブルで、開発用エディタからのデプロイは不要。Lightningアプリケーションビルダから配置するだけですぐに利用できるという。

 ユーザーはクリックのみで昇順/降順のソートや行/列の固定、検索フィルタの設定、ドラッグアンドドロップでカラムの位置変更や複数行ヘッダ設定など、柔軟なレイアウト変更を行える。さらに、右クリックでCSVエクスポートを行えるので、データの加工が容易に行える点も特長。直感的に操作可能なので、操作に慣れていない利用者でも、簡単に思うとおりの帳票をSalesforce上にて出力できるとした。

 また、Visualforce版であるSkyVisualEditor VFでは、検索画面の検索条件の登録/読み込み時において、検索条件を他のユーザーへ共有可能になった。これにより「特定の業務でよく使用する検索条件を上司があらかじめ共有で登録しておき、部下は共有された検索条件を読み込んで使用する」といった業務効率化を実現する。また、検索条件の作成者名も表示でき、複数名による同じような名前の検索条件が増えた場合にも、作成者の確認を一目で行えるとのこと。

 加えて、手書き項目の最大サイズが4000pxへ、画面上に配置可能な個数が8個(制限数増加により最大15個)まで拡張された。前バージョン「V17.0」で追加された、タブレットで撮影した写真の背景画像設定機能など、手書き項目の便利な機能をより活用しやすくなったとしている。

 このほか、Windows版StudioがWindows 11に正式対応した。