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イーセクター、VBアプリケーションのマイグレーションサービスを提供

 株式会社イーセクターは14日、「脱VBの為のマイグレーションサービス」を11月1日に提供開始したと発表した。

 イーセクターでは、Visual Basic(VB)6.0で開発されたシステムは、長年利用されているシステムを中心に残っており、特に製造業(工場)から、金融・保険、サービス、流通まで幅広い分野で多く見受けられると説明。一方、VB6.0の統合開発環境(IDE)は、2008年4月でマイクロソフトの延長サポートが終了し、その後リリースされたWindows XPでは統合開発環境が動作することが確認されていたが、2014年4月にOSのサポートが終了したため、VB6.0で開発された業務システムは、何ら保証がないままの放置されたシステムとなっており、緊急対応が必要だとしている。

 「脱VBの為のマイグレーションサービス」では、「機械変換による言語変換」と、技術サポートによる徹底した「VBコンバージョンサービス」により、マイグレーション手法による脱VBを提供する。

 コンバーションの流れは、まずインプットとしてVB6や、VB.NETのソースを構文解析し、コメントや記号は別に分けて、AI変換エンジンにより各ソースデータについての変換を行う。変換作業は、最新規則パターンマッチング、高度なリカーシブ機能により、機能等価性、セマンティックが保持され、アウトプットは、コメントや記号を統合して、コードジェネレータとビジュアライザにより、C#のコードとなって出力される。

 イーセクターでは、「脱VBの為のマイグレーションサービス」の提供により、初年度20社獲得、1億円の売り上げ増を目指すとしている。

VBコンバージョンサービス