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日本IBM、ITインフラのハードウェアとソフトウェア保守・運用を手がけるTSOLを統合

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は1日、ITインフラのハードウェアとソフトウェア保守・運用を手がける、100%出資子会社の日本アイ・ビー・エム テクニカル・ソリューション株式会社(以下、TSOL)を、2023年2月1日に日本IBMに吸収合併すると発表した。

 2002年4月設立のTSOLは、IBM製ハードウェアやソフトウェアをはじめ、マルチベンダー環境における保守対応、複雑なITインフラストラクチャーの保守・運用支援、セキュリティ監視などのサービスを提供している。

 「ハードウェア保守サービス」では、IBMハードウェア製品や他社製品のIAサーバー、PCなどマルチベンダー製品において、リモートでの初期問題判別とオンサイトでの修復作業による迅速な障害復旧やシステムを有効活用するための保守拡張サービス、顧客の全国でのシステム障害管理やインベントリー管理などの運用支援、ヘルプデスクサービスなどを提供している。また、「ソフトウェア保守サービス」では、安全安心と未然防止のための保守情報管理や障害発生時の、リモートおよび顧客先でのオンサイトでのサービスを国内外で提供している。

 日本IBMでは、今回の統合により、日本IBMテクノロジー事業本部のテクノロジー・ライフサイクル・サービス事業部とセキュリティー事業部に、TSOLの各分野のエンジニアが加わることで、“お客さまのビジネスを止めない”ため24時間365日対応する機動力をよりいっそう強化し、先進テクノロジーを活用したサービスを提供するとしている。

 また、顧客システムの多様化への対応と変革を共創するパートナーとして、「ITインフラストラクチャーの保全・保守」の継続に加え、顧客システムのライフサイクルの「テクニカル支援、運用アドバイス」へとビジネスを拡大し、社員のリスキルを推進。「テクニカル支援、運用アドバイス」では、インフラストラクチャーにおけるシステム構築、保守・テクニカルサポート、最適化・チューニング、テクニカルリフレッシュ・廃棄までを統合した「テクノロジー・ライフサイクル・サービス」を提供し、顧客システムの安定稼働を支援するとしている。