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キヤノン、特大容量タンク搭載のビジネスインクジェット複合機「GX4030」を発表

 キヤノンは27日、特大容量タンク「GIGA TANK」を搭載したビジネス向けインクジェットプリンター「GXシリーズ」の新製品として、FAX機能搭載のインクジェット複合機「GX4030」を11月10日に発売すると発表した。

 GX4030は、低ランニングコストでありながら、高画質なビジネス文書の印刷が可能な全色顔料インクを採用したA4カラー複合機。

 GIGA TANKの搭載により、インクコストはA4モノクロ文書1ページあたり約0.9円、A4カラー文書1ページあたり約2.2円を実現。ブラックインクボトル(別売り)は1本分の容量でA4約9000ページ、カラーインクボトル(シアン/マゼンタ/イエロー、別売り)の場合はA4約2万1000ページ※2の大量印刷が可能。全色で顔料インクを採用したことで、小さな文字や両面印刷でも鮮明で裏写りが少なく、印字部にマーカーを引いてもにじみにくいため、書き込むことの多いビジネス文書の印刷に適している。

 給紙については、「前面給紙カセット」と「背面給紙トレイ」の2タイプに加えて、「背面水平トレイ」を新たに搭載し、3タイプの給紙を実現。背面水平トレイは、厚手の用紙を曲げることなく給紙でき、ビジネスシーンで使用するさまざまな掲示物の印刷に活用できる。封筒やラベル紙などの多様な用紙・サイズにも対応し、1台で幅広い制作物が印刷可能。また、ウェブアプリケーション「PosterArtist」を利用することで、特別なデザインスキルがなくても本格的なポスター/チラシ/カレンダーなどを簡単に作成できる。

 使い勝手の面では、トレイの開閉など操作部に分かりやすい新デザインを採用したほか、注入しやすいインク注入口の搭載や、本体前面側からのメンテナンスカートリッジ交換も可能になり、メンテナンス作業を容易にした。

 GX4030の価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は6万1050円(税込)。