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パーソルP&T、「MaaS」の普及に向けた自治体・企業のサービス立ち上げと運用の支援サービスを提供

 パーソルプロセス&テクノロジー株式会社(以下、パーソルP&T)は21日、次世代移動サービスのMaaS(Mobility as a Service)において、サービスの企画・運用までをサポートする「MaaS支援サービス」の提供を開始した。

 MaaS支援サービスは、MaaSのビジネス創出に向けたサービスモデルの設計・構築から運用設計、運用支援、システム開発、サービス拡販、PMOに至るまでワンストップで提供する。これにより、交通課題が深刻化する地方自治体や、働き手が不足している交通事業者、モビリティ領域でサービス化の実現を目指す企業への支援を強化し、日本社会における移動課題の解決を目指す。

 パーソルP&Tでは、20年間にわたるアウトソーシングビジネスにおいて、1600社以上の運営支援やサービス化、サービス拡大に向けた支援を行ってきた。そのアウトソーシングビジネスで培ってきたプロジェクトマネジメントや業務設計、構築、運用改善などのプロジェクト運営力を活用し、顧客のMaaSビジネスを加速させる。

 システム開発を希望する企業向けに、これまでのシステム構築力を生かしたシステム開発のほか、ユーザーの利用実績が多い「LINE」を活用した配車予約システムを、低コスト、短期間で提供する。利用ユーザーは、LINE上に表示されるマップから乗車位置を指定するだけで、タクシーやデマンドバスの配車予約が可能になり、利便性の向上にもつなげられる。

 また、パーソルP&Tは、MONET Technologies株式会社が運営するMaaS向けマーケットプレイス「MONETマーケットプレイス」のパートナーベンダーとして認定を受けており、知見やノウハウを持ったMaaSのスペシャリストが、顧客が抱える課題や環境、要望に応じて適切なサービスを提供するとしている。

 パーソルP&Tでは、各交通機関が保有する交通データと非交通データを掛け合わせたデータ解析を行い、今後さらなる利用者の普及やサービスの改善につなげていくと説明。さらに、MaaSに強みを持つパートナー企業と連携し、新サービスの企画提案から支援できる体制を構築していく予定としている。