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日立ソリューションズ・テクノロジー、単語の音声認識機能などを強化した音声テキスト化ソフトの新版を提供

 株式会社日立ソリューションズ・テクノロジーは21日、音声テキスト化ソフトウェア「Ruby Dictation」の新版を提供開始すると発表した。

 Ruby Dictationは、発話音声をリアルタイムにテキスト化するソフトウェア。高い音声認識率とAIを活用した追加学習機能を持ち、コンタクトセンター業務の効率化やオペレーター不足の解消、顧客満足度の向上を支援できる。

 今回は、単語の音声認識機能が強化され、単語候補から信頼性の低い単語をフィルタリングできるようになった。これにより、数字や住所、商品名などの音声回答を正確に認識できるという。

 また、単語と自由発話に対応するハイブリッドな音声認識エンジンにより、目的や会話の流れに合わせて、単語音声認識と自由発話音声認識を切り替えて利用可能になったことから、IVRや対話エンジンと連携して、人の代替となるような電話自動音声応答サービスをシンプルなシステム構成で実現可能になったとしている。

 さらに新版では、学習作業の効率が向上し、製品名など専門性の高い言語の再学習が容易になったため、新たに必要となる認識言語についても、早期に現場運用が可能になった。具体的には、言語モデルへの反映時間が従来バージョンから約40%短縮されたとのこと。