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ネットワールド、セキュリティ診断サービス「Security Compass Service」を無償提供

 株式会社ネットワールドは7日、顧客の現状のセキュリティ対策と、サイバーセキュリティのガイドライン「CIS Controls(Center of Internet Security Controls)」とのギャップを可視化して、次に取り組むべきセキュリティ対策、強化の方向性を明確にするセキュリティ診断サービス「Security Compass Service」の無償提供を開始した。

 Security Compass Serviceは、セキュリティ対策状況をオンラインの問診票に記入すると、CIS Controlsの順守状況が数値で可視化され、順守状況を向上するための改善提案が「セキュリティ診断レポート」として提供されるサービス。顧客環境に機器の設置やソフトのインストール、設定変更などは不要で利用できる。

 CIS Controlsは、インベントリー管理、データ保護/復旧、アカウント管理、マルウェア防御、ネットワークインフラ管理、セキュリティトレーニングなど、18種類のカテゴリーを網羅する。Security Compass Serviceでは、CIS Controlsに基づいて、顧客のセキュリティ対策全体の課題や弱点を把握した上で、ネットワールドのソリューションやノウハウを元に、顧客ごとの要件に応じた課題改善策を提案し、効率的なセキュリティ強化を支援する。

 Security Compass Serviceの利用希望者は、サイトに必要事項を記入して申し込みが必要。事前にヒアリングを実施し、サービス提供条件に合致するかどうか確認する。その後、オンライン問診票(30問程度)に、現在のセキュリティ対策状況を入力する。顧客自身で入力するほか、ネットワールド担当者との対面式の打ち合わせ(オンライン可)による入力も可能。

 問診票をベースに、3. 「セキュリティ診断レポート」を提供。顧客のセキュリティ対策状況について、ガイドラインの順守状況を報告します。ガイドラインの順守状況だけでなく、順守状況を高めるための改善策を提案し、顧客のセキュリティ強化の方針決定を支援する。

 ネットワールドでは、多様化するセキュリティソリューションのニーズに対応するべく、製品ポートフォリオの拡大、豊富なソリューションやノウハウの提供とともに、エンジニアによるさまざまな技術サービスを提供していると説明。既に提供している、導入前のPOCやPOV支援サービス、導入時の設計や構築支援サービス、導入後のセキュリティ運用支援サービスに加え、検討段階のアドバイザリーサービスを拡充し、顧客のセキュリティ課題解決を支援していくとしている。