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リンク、リモートセールス体制の構築を支援するサービス「shouin for リモートセールス」

 株式会社リンクは、リモートセールス体制の構築を支援するためのクラウドサービス「shouin for リモートセールス」を、人材育成クラウドサービス「shouin+」を展開するピーシーフェーズ株式会社、ならびに多くの営業支援実績を持つビートレード・パートナーズ株式会社と共同で開発し、10月3日より提供開始すると発表した。

 shouin for リモートセールスは、リモートセールスの展開に課題を抱える企業に対し、その課題解決を支援するリモートセールス定着支援システム。「eラーニング」「グロース」「ナレッジベース」といった3つの機能から構成され、リモートセールスの構築・定着と、ナレッジやノウハウの共有・集約による営業活動の効率化を実現するという。

 このうちeラーニング機能では、ビートレード・パートナーズの講師による研修を動画で受講可能。50本超の動画により、リモートセールスを構築するためのナレッジに加え、インサイドセールスに求められる基本的な知識やスキルアップのためのテクニック、リモートで営業を行うフィールドセールスに向けたWeb商談の活用方法など、リモートセールスで成果を出すために必要なノウハウをクラウド上で学習できるとのこと。また、新作も毎月追加されるとしている。

 加えて、学習内容から出題されるクイズにより、理解度をチェック可能。必要なスキルを一覧化し、身についているかどうかを研修生と指導員のそれぞれの視点でチェックするチェックリスト作成機能や、管理者が動画の視聴数・クイズの正解率などを集計し、研修の実施状況を分析する機能も備えている。

 2つ目のグロース機能は、録画・録音したロールプレイングや商談のデータを用いて、AIによるコミュニケーション分析を行える機能で、12の観点、25項目からなる評価でコミュニケーションを可視化する。これにより、担当者ごとの営業スキルを把握できるだけでなく、強み・弱みが分かるため、スキルアップのためのPDCAサイクルを効率的に回せるとした。

 さらに、営業手法の「型」を分析する営業モデル分析や、ロールプレイングによるトレーニングの定着を支援するオプションサービスも提供する。

 3つ目のナレッジベース機能では、ユーザーが独自に作成した動画コンテンツやPDFをアップロードできる。自社製品のセールストークや新しい商品の解説などを動画コンテンツとして共有をすることで、誰でも同じレベルの製品・サービス知識を身につけられるという。

 このほか、営業担当者ごとに商談の録画・録音データを蓄積して、質の高いコミュニケーションをベストプラクティスとして共有したり、社内に点在する資料やマニュアルなどのさまざまな情報を集約したりするなど、営業活動に必要な情報を一元管理することも可能としている。

 価格(税別)は、初期費用が20万円、月額利用料が7万円(利用者30名まで)。