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テックウインド、クラウドストレージとNASを組み合わせた「TEKIPAKI クラウドストレージステーション」を提供

 テックウインド株式会社は1日、クラウドストレージを手軽に使える「TEKIPAKI クラウドストレージステーション」サービスを、9月22日に提供開始すると発表した。

 TEKIPAKI クラウドストレージは、Microsoft Azureが提供するクラウドストレージと、クラウドストレージをローカルネットワーク上のNASと同様の速度に高速化する、台湾QNAPのHybrid Mount技術を組み合わせた、高速クラウドストレージソリューション。サービスは、テックウインドがセットアップからサポートまでをワンストップで提供する。

製品概念図

 QNAPのHybrid Mount技術は、NASへのクラウドストレージのマウント、および読み書きに対するキャッシュを提供する。この技術を提供するNASをオフィス内に設置することで、クラウドストレージのフロントエンドとして機能し、まるでNASが動作しているかのようにクラウドストレージを活用できる。

 さらに、端末にはSSDを搭載し、高速なクラウドストレージのキャッシュとして機能する。一般に企業におけるNASに保存されたファイルのうち、頻繁に読み書きされるファイルは極一部であると言われており、サービスは大容量のSSDを搭載しているため、頻繁に使われるほとんどのファイルはSSDの速度で読み込めると説明。これにより、読み書き速度・ランダムアクセス性能を引き上げられ、クラウドストレージの大容量・信頼性と、ローカル設置NASのパフォーマンスの、両者の長所を生かしたストレージを構築できるとしている。

ストレージはネットワークドライブとしてマウントできる

 ストレージの信頼性は、Azure Storageに準じるため、ローカルの機器の故障などにも強く、NASのHDD故障などの心配も不要になると説明。企業内ストレージをクラウドへバックアップする際の、ストレージゲートウェイとしても活用できるとしている。

 TEKIPAKI クラウドストレージの料金は月額3万円。データ容量は3TBまで。1ファイルの最大サイズは64GB。推奨クライアント接続数は30程度。最低契約期間は1年間。