ニュース

ブラザー、印刷速度と耐久性を向上したA3インクジェットプリンター新製品6機種を11月上旬発売

MFC-J7600CDW

 ブラザー販売株式会社は30日、A3インクジェットプリンターの新製品として、新技術「MAXIDRIVE(マキシドライブ)」を搭載することで、高速印刷と高耐久を実現した6機種を11月上旬に発売すると発表した。

 新製品は、A3プリント/スキャンに対応する複合機およびインクジェットプリンター。次世代インクジェットプリンティング技術「マキシドライブ」を搭載し、従来機種よりも吐出可能な液滴サイズを大きくすることで、高画質を維持しながら印刷速度を向上。長期使用によるプリントチップの駆動劣化を最小限に抑え、耐久性を向上した。

 印刷速度は、A4モノクロ・カラーともに1分あたり約30枚と、従来機種比で約1.5倍高速化。1枚目の印刷スピードも従来製品の6秒から4.6秒となり、印刷の待ち時間を短縮した。耐久性についても、従来機種の約2倍となる、約30万ページの高耐久を実現した。

 印刷機能では、印刷物にスジが入るなどの印字不良の原因となるプリントヘッドのエラーを検知し、自動でメンテナンスを行う、自動ノズルチェック機能を搭載。プリントミスによるインクや用紙の無駄を軽減し、手動メンテナンスや再印刷にかかる時間を抑えることで、印刷業務を効率化する。

 保証期間についても、ブラザーオンライン「ハイプリ」に登録することで、1年間のメーカー保証期間に加えて、2年間回数無制限の無償修理サービスが利用できる。

 また、大容量インクカートリッジとサブタンクを搭載する「ファーストタンク」シリーズでは、1回のインク交換でA4モノクロは約6000枚、カラーは約5000枚の印刷が可能で、インク交換の手間を削減できる。インク全色をカートリッジからサブタンクに注入するシステムを採用し、カートリッジ内のインクを使い切っても約200枚印刷できる。

新製品のラインアップ

 ファーストタンクシリーズの製品ラインアップと市場想定価格(税込)は、用紙トレイ3段の複合機「MFC-J7600CDW」が9万9000円、用紙トレイ2段の複合機「MFC-J7500CDW」が8万2500円、用紙トレイ1段の複合機「MFC-J5800CDW」が5万2800円、用紙トレイ2段のプリンター「HL-J7010CDW」が5万5000円。

 レギュラーシリーズの製品ラインアップと市場想定価格(税込)は、用紙トレイ2段の複合機「MFC-J7300CDW」が5万2800円、用紙トレイ1段の複合機「MFC-J7100CDW」が3万7950円。